2010 |
04,15 |
«探索二十四日目»
プンスコ短いけどプンスコッ
いつもの儀式の為キャンプ地を離れる。
誰かが付いてくるなんて想像もしてなかった。
いや、違う。今まで、ずっとシスターと行動してたが、あいつが俺に興味持つはずがない。
そんな、慢心で全くもって油断していた。
だが、今は違う。
いっつも、興味津々なあの二人だった。
とんだ、油断だ。
まさに、油断大敵って奴だな。
「そっ、その背中・・・いれ・・・ずみ?」
そう、今までかたくなに服を脱ぎたくなかったのには理由があった。
俺の背中・・・っていうか、肩甲骨の当たりから左腕にかけて刺青が入っている。
隠していた理由なんて簡単だ。
刺青なんて罪人やカルト宗教の奴らが入れている。そんなのが、自分にあるなんて認めたくもない。吐き気がする。
俺の持つ唯一嫌いな部分だ。
笑われるのが関の山だ。
しかし、想像とは違う反応が帰ってきた。
「おぉぉおおっ! かっこいいねっ!」
・・・は?
こいつ、何いってんだ・・・?
いや、違う。忘れてた。・・・こいつは・・・変だったんだ。
だがまぁ。儀式が見られなかっただけよしとしよう。
いや、良くはないが。
ほんと、ついてないぜ・・・。
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みく(ノイズ)
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35
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男性
誕生日:
1988/12/28
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大学生という名の自宅警備員
趣味:
読書 音楽鑑賞(メタル・クラシック・洋楽パンクロック)
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