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みくさんぽ。

False Island(通称:偽島)の更新記録とかを書いていく日記。気が向けば普通に日記書いてるかも。
2024
03,19

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2010
08,04
今回の日記は特別イベントサマーバケーション昼の部に行なわれた、ザンさん主催覗きイベントの日記です!

楽しかったです、面白いイベントをありがとう、ザンさん!!


ここは、とある海の家。
なんでも、急遽バイトが必要になり募集をかけたらしい。
集まったバイト達の顔を見るとどこか、そわそわしている。
俺は風の噂で聞きつけた。ここでは覗きができると。
全く、張り切りやがって。思春期真っ只中の中学生か。っての。
だが、俺は奴らとは違う。
いつもの如くクール、そしてスマートな佇まい。
フフ・・・さすが、俺様今日も決まってイケメンだ。
正直、庶民の裸ごとき興味もない。ふふん、流石貴族の俺様。格が違ったな。
・・・だが、まぁ、財布がさびしいのも事実だからここでバイトするわけで。
いや言っとくが本当に覗きたいわけじゃないぞ? 本当だからな?
ふふん、ま・・・完璧にバイトを終わらせてサクっと戻るか。
あ、本当に覗きたいわけじゃないからな?

しかし、バイトのシフト・・・

チェス「なんでこの俺が雑用なんだよッ!?」
チェス「貴族だぞ・・・? 貴族の俺にこんな雑務させるんてどうかしてるぜ・・・」
いつもの用にブツブツ文句を大きめの声で独り言。可哀想なやつである。

周りを冷静に見回すとある事に気づく。
知り合いが一人も居なかった。
店の雰囲気はそこそこ良い、皆和気藹々としている。
しかし、俺はどうだ。

チェス「・・・・・・・・・・・一人でも別に寂しくねぇよ!!」

・・・今まで物心ついたころから一人だし、一人は慣てる。

チェス「あー、やっぱ一人楽しすぎるよな。フフフ」
チェス「・・・ハァ」
むなしいため息が夏の暑さを忘れさせてくれる。
俺は、そんな気がしたんだ。


「おい、チェスカ。ソースが切れそうだ。とってきてくれ」

なに? この髭、俺を顎で使おうってか? ・・・顎鬚だけに。
チェス「プッ」

クククク・・・さ、流石俺様・・・今日も貴族ジョークが冴え渡ってるぜ・・・。
だが残念。俺は人の指示に従う気はない。
なぜなら、俺は
チェス「人の上に立つことが約束された人間だからっ!」
だが、一応今俺はバイト中なわけで、働いて金をもらうわけだ。
・・・くそ
チェス「わぁったよ、めんどくせぇな。」
素直に従わざるを得なかったのである。
チェス「って、あれ? おい、髭。そーすってなんだ? 情報源のことか?」
呆れた顔した。
『え、お前ソース知らないとかどんだけ』みたいな顔をした。
「・・・ソースってのは、これの事だ」
髭は呆れながらも丁寧に教え、俺に切れかけのそーすってのを見せてくれる。
なるほど、このふにゃふにゃの瓶と同じのをもって来ればいいんだな。

・・・・・・
・・・

チェス「ほら、持ってきてやったぞ、この野郎。これだろっ!」
ドヤ顔で頼まれたものを渡す。

「・・・いや、これマヨネーズだ」
だが残念。違うものを持ってきたらしい。
この貴族の目は節穴なのだろうか。

チェス「・・・・・・・・・知ってたし、わざと間違えただけだし」
チェス「ふ、ふふん。お、俺は今、お前にそーす(?)とまよねーず(?)の区別が付くかテストしてやっただけだっての! ま、間違うかよ普通。」
チェス「ハ・・・ハハハハ・・・」
なんともまぁ、見苦しいと言うか、悲しい言い訳である。
相当恥ずかしかったのか、顔を真っ赤にしながら素直にソースを取りに戻るのであった。


「おい坊主。店の前掃除して来てくれ」
チェス「な、なにッ!?」
こいつは、バイトの雇い主(?)の・・・ザンとかいったな。

こっ、このクソ暑い中外を掃除だと!? 正気かこのデブ。俺に死ねってのか?
これは、断固反対。断固拒否する。
「ぶつぶつ文句言ってないでさっさと行け」
チェス「や、やだっての! なんで、こんな暑いなか・・・この俺様が掃除なんてしなくちゃいけねぇんだよ! んなもん、メイドにでもやらせろっての!」
一瞬、男がメイドと言う単語に反応したが、すぐに男は呆れた顔に戻り言った。

「働かないなら、給料出さないぜ?」

クッ・・・。
卑怯な奴だ・・・。
あ、そうだ。

チェス「・・・実はよ、俺。暑い中出歩くと死んじまう奇病に掛かってんだよ。だから、したくても出来ないんだ。・・・悪いな。」
なんともまぁ、見苦しい言い訳である。

当然、そんな言い訳通るわけもなくゴミ袋とゴミバサミを手渡し背中をぐいぐい押してくる。
チェス「・・・え、ちょっと待て。死んじゃうんだぞ? 俺様死んじゃうんだぞっ!?」
「おう、死んでいいから行って来い。」
チェス「いっ、嫌だっ!」
だが、必死の抵抗むなしく気づけば店の外。
むせ返るような暑さがチェスを襲う。
暑さのせいでおかしくなったのか、一瞬黙るが、すぐ息を大きく吸い捨て台詞を吐いた。
チェス「おっ、覚えとけよっ!」
なんともまぁ、小物のような物言いである。

バイトもはじまったばかり、心待ちにしている覗きが出来るのだろうか。



「チェス、急いで看板に書き足して来い!手から酒生実演、ってよ!」

だから、なんでこの俺様が人の命令にいちいち・・・って、もうめんどくせぇし、素直に従おう。
クソが・・・暑ぃし汗でシャツが肌に張り付いて気持ち悪いしもう最悪だぜ・・・。


一時の休息、なるほど働いた後の休息ってのは、こんなにも癒されるものなのか。悪くは無いが、二度とごめんだ。(主に働く事
後ろでは、他のバイト連中が女の話題で話に花を咲かせている。
全く、鼻の下伸ばしてだらしねぇ奴らだ。だが、俺は違う。
・・・だが、たしかに・・・良い身体してたな。うん。
チラリと隅を見ると、さっきのオルクスとか言うおっさんが付かれきって話す気力も残ってないように思える。
やれやれ、体力ないならこんなバイト引き受けなきゃよかったのによ。

「よーし、飯だ飯。飯の前にひと仕事すりゃ、あとは飲み物とかつまみ、少しくらい在庫から出してもいいぜ」
ザンがようやく飯を用意をはじめる。
まぁ、そりゃそうだ。朝から何も喰っていない。さらに、あれだけ働けば誰だって腹が減るに決まってるさ。
しかし、やけに太っ腹だな。
「へへ、何せ大仕事だからな」
「…大仕事?」
誰かが疑問をぶつける。が、なるほど・・・ついにか。

そして、ザンの説明が始まった。
覗けるポイントは、無料のシャワー室と更衣室。
なるほど・・・思わず、生唾を飲み込んでしまう。
いや、しかたがないだろ? 俺だって男の子だもの。
だが俺は除かない。なぜなら、俺は・・・紳士だからなっ!(キリッ

ザンはポイントを隠すためにおいていた箱を動かし覗き穴があらわになった。
数名を除いて、やけに鼻息が荒い。
「ど、どうします」
「そりゃ見るに決まってんだろ」
全く、ガキばっかっだな、やれやれ・・・。
チェス「そんなの興味ねーし」
俺は思わずボソっと呟く。
興味が無いかといわれれば無いわけはない。
しかたがないだろ? 俺だって男の子だもの(2回目)
ま、どうしても覗いてみろ。っていうのなら、覗いてやらんこともないが・・・
「じゃチェス、お前アドニスと見張りな」
チェス「えっ」
ザ、ザンめェ・・・・・・
チェス「ま、ままままあ。俺様興味ねーし? ふふん、俺様庶民の女に興味なんてねーし?」
誰も聞いていなかった。
べっ、別に全然俺様興味ねーし・・・? ふん、こいつら、バカじゃねーの!

皆は口々にすげぇ・・・と呟く。
気づかれないように、一歩一歩すり足で穴に近づいていく。
ザンは鼻の下伸ばしまくり。みるからに・・・。
無言でザンの背中を押しのける形で覗こうとするが、見えない。
クッ・・・、も、もうちょっと・・・。
「んだよ、お前興味ねえんじゃねえのかよ」
な、何を言うか。
俺は別にこんな下衆な事したくもなければ、興味も無い。
ザンのニヤニヤした顔がむかつく。
チェス「ばっ、馬鹿野郎、興味じゃなくて後学のためだっつの!」
「ちっ、仕方ねぇちょっとだけ譲ってやる」
ザンはそういい、ポジションを俺に譲ってくれた。
いや、言っておくが俺は本当に興味ないんだからな。ただ、ザンが覗けって言うから、覗いてやるだけだからな?
本当だからな?

ほぉ・・・これはこれは・・・。
玄曜って言ったか・・・? あいつは、まぁ・・・ぺったんこ(笑)だが、10年後に期待だな。うん。
視線をずらすと、クォンタムとかいうやつが見える。
なるほど・・・ないすだな。ないすですよ。なぜか、敬語になる。うん、悪くない。
そして、最後にここから見えるのは・・・フィスとか言う女か。
こっ・・・これは・・・。
( ゚∀゚)彡゚( ゚∀゚)彡゚

「おいっ! もういいだろ、変われよっ!」
チッ、うっせーな! 大きい声だしたら、ばれるだろうが!
勢いあまってか、ザンは思いっきり大箱にタックル。
箱はぐらりとゆれ、壁に激突。
・・・ぷ
チェス「ギャハハハハハハ! だっ、だっせーっ! お、おま・・・必死すぎんだろっ! アーッハッハッハッハッハッハッ!」
思わず大笑い。
な、なんだこいつ・・・お、面白い奴だな。だ、だめだ。そういえば、大きな声だしちゃ・・・。

「キャー、覗きーーーーー!」

あ?
後ろを振り返ると・・・見事に更衣室と倉庫を塞いでいた壁は崩壊していた。
というか、もう・・・モロ見えである。
・・・さて、逃げるか。
が、ザンに引っ掛かりこけてしまう。
こ、コレは・・・やばい。俺様の経歴に泥を塗っちまうッ!
後ろからはなにか分けも分からないものが投げつけられるが、そんなもん無視だッ!
ザンを押しのけ、必死に出口に走る。
横を見ると、リマって言ったか同じよう必死の形相で走っていた。
「て、てめぇら見捨てていく気かよ!」
後ろのザンは必死に助けを請うように叫んでいるが・・・んなもん。知るかっ!
チェス「骨は後で探してやる! じゃあな!!」
脱兎のごとく、今の俺は世界を縮めれる、妙な錯覚まで思える、というか、相当焦っているだけかもしれない。

が、残念。逃げ切れるはじもなかった。
「天誅!」
響く轟音と炸裂する閃光が直撃。
「ぎゃああああああああああああっ!」
し、し・・・
チェス「死ぬだろうがァァァッ!」
よろめく足に鞭を内必死に立ち上がる。
ゴールまでもう少しだ・・・。

「氷漬けにしておきましょうかねー」
後ろから、明るい声が聞こえる。
振り返ると・・さっきの、狐耳のぺったんこか。
チェス「ちょ、ちょっとまって、俺ガキはみてねぇって!」
足がキーンとする。キーンだ。
固まってやがるっ!!

も・・・もうちょっとで、でぐt・・・
肩をガッチリつかまれる。必死に振りほどこうとするがほどけない。

チェス「・・・いやいや、まぁ、落ち着けって。な?」
俺は、別に覗くつもりは無かったんだって。
ただ、ザンがどうしても覗け。って、言うからよ。
つまり、俺はわるくねーんだよ。ザンが悪いんだよ。いいか、俺を捕まえるのは畑違いだぜ?」
ザンのせいにし、笑顔で後ろを振り向くと。
笑顔で金をよこせ。の、ジェスチャーをした女。
こいつはクォンタムだったか。
「ボクにもおいしい思いさせてもらえるカナ?」
そういい、懐に勝手に手を伸ばし財布をすりぬく。
チェス「ちょっ、俺様の財布勝手にとんなっ!」
クォンタムは勝手に財布からPSを抜き取り、軽い足取りでどこかへ消えていった。

・・・なるほど、金さえ払えば見せてくれるんだな。

なんとも、残念な思考で終わる貴族であった。


-----レンタル-----
Eno668 クォンタムさん
Eno1021 フィスさん 
Eno616 玄曜さん  
Eno44 ザンさん
Eno139 ソルさん
Eno379 オルクスさん
Eno2226 リマトリィドさん

ありです!!(。・`ω´・。)
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みく(ノイズ)
年齢:
35
性別:
男性
誕生日:
1988/12/28
職業:
大学生という名の自宅警備員
趣味:
読書 音楽鑑賞(メタル・クラシック・洋楽パンクロック)
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