みくさんぽ。

食い物もこんなモン食べる日が来るなんて、貴族出身って聞いてあきれるな・・・
ていうか、遺跡入口にいたあの銀髪なんなんだよクソ。
この俺様に馴れ馴れしく話しかけやがってよォ。
んでもって、あの急に背後に現れた変な帽子の奴もなんなんだよ、一体･･･。
薄気味悪くて何も言えなかったじゃねえか。
いや、言っておくが別にビビった訳じゃないからな･･･？
しかし、旅初めてで色々不便だし、どっかで使い勝手良さそうな奴いねぇかな。

シュバルツ家は、過去の大戦で活躍した英雄ルーク=ローゼンベルクが国王より男爵の称号とシュバルツ(黒)の苗字を得た。
彼は男爵の称号を受け取った後さまざまな分野にも勇往邁進に試みていき、しだいに、武の才だけではなく商・政の才も認められ、クールラント公国、国内での地位を延ばし続け、名家と認められていった